ちゃんろーの沖縄料理ブログ~お母さんの味~

沖縄県は宜野座出身のちゃんろーが母の味を目指して書くレシピブログです。

子どもたちに大人気!パパヤー(パパイヤ)イリチーの作り方

こんにちは!

沖縄出身ちゃんろーです。

 

先日、買い物をしにスーパーへ行ったら、私の大好きな柿がどっさり積まれていました。刀根柿は1個100円以下で買えちゃうので、買い物に行くたびついつい手にとってしまいます。

秋のスーパーは誘惑が多くてあれもこれもと「ついつい」が止まりません(笑)

 

本土では庭で柿、梅、かりん、はっさくや温州みかんなど果物の木を植えている家を多く見かけます。

秋になり、ご近所さんの家の庭で食べごろのみかんや柿の実がたわわに実っているのを見ると、「買わずにいつでも食べ放題なんて最高~!」なんて、うらやましく思ってしまいます。

しかし、実はもう食べごろというのに収穫せず、ずーっと木についたままの家庭が多いんです!

食べることを目的で植えているわけではないのでしょうか?不思議です。

できることならおすそ分けしてほしいです。

 

温州みかんも柿も南国の沖縄では育たない果物なので、庭で果物の木を育てるのは私の憧れです。

 

私の地元沖縄では、庭に植えている果物といえばパパイヤ、島バナナシークヮーサー、ドラゴンフルーツ、バンシルー(グァバ)、レンブ。私の実家も、祖父母の家でも植えていました。

どれも沖縄ならではの果物で、美味しくて大好きなのですが、やはり柿やみかんがある庭に憧れます(笑)

 

先日実家から青パパイヤが届きました。

青パパイヤは、黄色く熟す前の緑色の未熟な時に収穫されたもので、果物ではありますが野菜のように調理して使います。

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本土でパパイヤといったら、少し前までは黄色く熟したフルーツのパパイヤがおなじみだったかと思います。

沖縄料理の人気でそこそこ知られていた青パパイヤも、ここ最近のタイ料理ブームの到来でその認知度は急上昇!最近スーパーでも青パパイヤを見かけるようになりました。

 

沖縄では『パパヤーイリチー』といって、千切りにした青パパイヤと人参を炒めて、鰹ダシで味付けした料理が青パパイヤの王道の食べ方。子供からおじーおばー、みんなが大好きな料理です。

他にもンブシー(煮物)にしたり、味噌汁にしたり、和え物にしたり、サラダにしたり色んな食べ方ができます。

 

青パパイヤは黄色く熟したパパイヤと比べて、食感も香りも味もまったく別物。

熟したパパイヤはマンゴーに近い食感で、強烈な香りと味でかなり個性的。好みがハッキリ別れます。(私は苦手です…)

それに比べて青パパイヤは、生だと程よいシャキシャキ感があり、炒めると玉ねぎのように甘味がでて、食感は人参と似ています。香りはほぼ無臭で味にクセがないので、色んな食べ方ができて調理方法に困ることがなく、和洋中どの味付けにも合います。

 

沖縄から青パパイヤが届いて、最初に何を作ろうか迷いましたが、やはりパパヤーイリチーは外せません!今夜のおかずに決まりです。

 

それではさっそく作り方をご紹介したいと思います!

 

材料(4人分)

  • 青パパイヤ・・・1個(皮と種を取りのぞいた状態で700gありました)
  • 人参・・・1本(130g)
  • 青ねぎ・・・2本
  • ツナ缶・・・1缶
  • 塩・・・小さじ1/4
  • 顆粒だしの素(かつおだし)・・・10g
  • 醤油・・・小さじ1
  • 塩こしょう・・・適量
  • 水・・・大さじ2

 

下ごしらえをする

 ①青パパイヤの皮全体に包丁で傷をつけ、5分ほど置きます。傷口から白い汁がでてきます。

 ※青パパイヤの下処理はかぶれに注意しましょう。肌が弱い方や、マンゴーなどウルシ科の植物を触るとかぶれやすい方は、青パパイヤの下処理の時この汁に直接触れないようにし、手袋をして作業することをオススメします。

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②青パパイヤを洗って皮をむき、縦半分にきり、中の種を取り除きます。

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③青パパイヤと人参をシリシリ器で千切りにします。(シリシリ器がない場合は包丁で千切りにします。)

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④青ネギは小口切りにしておきます。

 

調理する

①フライパンに油をひいて火をつけ、塩を入れて、青パパイヤと人参を炒めます。

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②2~3分炒めたら、水を加えてフタをして3分中火で蒸します。

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④フタを開けて上下を返すように混ぜたら、再びフタをして3分蒸します。

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⑤フタを開けてツナ缶をオイルごと加え、だしの素を振りかけます。

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⑥青ネギも加え、水分を飛ばすように強火でさっと炒め、醤油と塩コショウで味を整えたら完成です。

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完成!

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青パパイヤと人参の甘味がツナの旨味と合い、やさしい味わいの一品です。ごはんもすすみます。

 

私はツナ缶を使いましたが、コンビーフハッシュやポーク缶、豚肉をいれて作る家庭もあります。青ネギでなくニラを入れても美味しいですよ。

 

今回使った青パパイヤは熟しかけていて、果肉が少し黄色く色づいて香りも少し出ていたいたのですが、問題なく使えました。

むしろ、いつものより甘味が増して美味しいパパヤーイリチーができました。

 

この状態より追熟がすすんでいたら野菜として扱うには難しかったかもしれない、ギリギリでした。明日にしなくてよかったです~。

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パパヤーイリチーは子供うけのいい料理なので、野菜嫌いの子供達にも気に入っていただけるはず!

青パパイヤが手に入った時は、みなさんもぜひ試してみて下さい!